元小学校教員のもっと生きやすく・楽しくなるんじゃないかブログ

小学校教員病休→休職→退職。幼い2児の育児中。誰にでもその人固有の良さがある。それを輝かせて、よりよい人生を歩んでいきましょう。

自分の問いに自分で答える回。なぜ私はレスミートなのか?

こんにちは。kazです。

 

今日は、自分の問いに、自分で答えたいと思います。笑

ちょっと考えをまとめたくて。

 

 

問:私がレスミートをするのはなぜ?

 

答:それは、アヒムサを実践したいから。


まず言葉の説明からしないといけないですよね。

失礼しました。

 

「レスミート」

レス=less=より少ない

ミート=meat=お肉

なので、

レスミート=お肉を減らした食生活  ということです。

 

レスミート生活を始めて3年くらい経ちます。

今では、可能な限りヴィーガンです。

ヴィーガン=動物性をとらない、身につけない))

それまでは、食べるのが大好き、お肉も大好きな人でした。

仕事をがんばった週末には夫と焼肉を食べに行っていました。

 

そんな私がなぜレスミートになったのか。

きっかけは、ヨガでした。

いろいろなヨガがある中で、私が出会ったのは伝統的なヨーガ。

その基礎にあるのが「アヒムサ」です。

 

「アヒムサ」

ヒムサ=傷つける

ア=~ない

なので、

アヒムサ=自他を傷つけない  ということです。

 

その基本姿勢があるために、ヨガの実践者はベジタリアンであるというお話を聞きました。

新しい世界が私の中に入ってきた感覚でした。

今まで与えられたもの、周りにあるものを当然のように食していましたが、

それは動物を傷つけているということ。

もちろん命をいただいているという知識はありましたが、

それと自分の行為とが結びついていませんでした。

それから、ベジタリアンの人と食事をするようになったり、セミナーにいったりして、

今出回っているお肉というものは、工業的に生産されているという事実を知りました。

何となく、牛さんが広い牧草地で飼育されているようなイメージを持っていましたが、

そんなことは全然なくて、

牛さんも豚さんも鶏さんも、過酷な環境で飼育されているのでした。

動物の権利(アニマルライツ)もなにもあったものじゃない。

人間の欲望のために、飼育環境はどんどん悪化して、

急激に成長するような注射を打たれたり、

鶏の羽毛をなくして、足が6本になるような品種改良されたり、

一生をB5サイズほどのケージで過ごして卵を産み続けたり、

それを、何も知らずに食べている自分がもう情けなくて・・・

 

私がお肉を選択することで、それに一票を投じていることになる。

私はそんなことを望んでいない。

これ以上動物たちを傷つけたくない。

それから、お肉を選択することをやめました。

 

(でも、お肉を食べることを全て否定する気持ちはありません。

 伝統的な文化だったり、ジビエとか、自然に近い形で行われていること等

 尊重しています。あくまで工業型。)

 

レスミートを続けていくうちに、

傷つけているのは動物だけではない、ということもわかってきました。

環境破壊や気候変動にも、工業型の畜産は大きなインパクトがあるのです。

生産量が現在の半分になれば、気候変動を食い止められるという

レポートがあります。

よかったら、参考までに。↓

https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2019/06/18/9049/

 

前にも書いたと思いますが、

自分の選択の先に、どんな影響があるのか、

食事も育児も買い物も、あらゆることがそうなんですが、

自分の行動に責任を持ちたいと思っています。

だから、私の敵は、無知とか無自覚なんですよね。

知らないところで、悪影響を及ぼしていることがある・・・

人生そんなことの連続でした。

でも結局その痛手を負うのは、自分なんですけど。

 

話を戻して、

食べることが習慣になっていたのと、家族がいるのとで、

なかなか進まない時期もありました。

成長期に動物性たんぱく質をとらなくても大丈夫か?

野菜だけで美味しい、楽しい食卓になるのか?

工夫して、仲間に助けてもらって、

そして何より家族への愛と、家族からの愛のおかげで、

不安なく、今は植物性が当たり前、楽しくレスミートしています。

 

楽しく、と書きましたが、

アヒムサは、他を傷つけない よりも 自分を傷つけない を上に置いています。

まずは、自分が楽しくないと続けてはいけないと思います。

自分を苦しめてまで、家族を苦しめてまで、それは私の信念とは違います。

だから、絶対に!ではなく、ゆるーくやっています。

どうしてもお肉を食べたい気持ちになって、

今お肉食べたらどうなるんだろうって試したくなったというか、

それで、一人で唐揚げ定食を食べに行ったことがあります。

一口、二口、美味しかったですよ。

でも、体が・・・重たい・・・・3日くらい笑

以前は当たり前に、この重たい体で仕事していたんだなーと思うと、こわ。

動物性って、体に負担が大きいんだなというのが、よくよくわかって、

重たかったけど、気づきをもらえたので、食べてよかったです。

あとは、子どもはお肉大好き、ヨーグルト大好き。

それもOK!

私の気持ちは伝えていますが、あとは彼らの選択に任せます。

大きくなり、真実を知った上で、自分で選択してもらいます。

 

教員だった頃も感じていました。

いくら教えても子どもは動かないんです。

教えるんじゃなくて、子どもの「やりたい」を引き出すんだって。

だから、何を言ったがじゃなくて、

何をどのようにやっているか、その背中を見せることの方が重要なんです。

そして、自然な成り行きで「レスミートしてみたい」って思ってもらえるように、

楽しんで活動したり発信したりしていきたいんです。

 

始めることも、続けることも、

結局は 信念 なんですよね。どのような生き方がしたいか。

それは、本当に人それぞれで、誰かが決められるものじゃない。

ある人にとっては、苦痛でも、ある人にとっては快感ってこともあるし。

自分の信じるものを、淡々と続けていくしかないんですよね。

 

もちろん今も葛藤しています、特に子どもの食べるものには。

でも楽しいから、よしとします。

自分と他のいいバランスを見つけて、レスミート生活を続けていきたいです。

 

 

最後が、べたな感想文みたいになりましたが、

自分としては、めっちゃ深いところを引き出せた感じがして、快感でしたー。