元小学校教員のもっと生きやすく・楽しくなるんじゃないかブログ

小学校教員病休→休職→退職。幼い2児の育児中。誰にでもその人固有の良さがある。それを輝かせて、よりよい人生を歩んでいきましょう。

私のゴールと我が子のゴールのズレの話。

こんにちは。kazです。

 

最近決意したのは、夕方子どもを迎えてからはスマホをいじらないこと。

ちょっとのつもりが、SNSって本当に心を持っていかれるんですよね。

私の場合、子どもと向き合うのを阻んでいるのは、8割スマホだと思います。

現代の育児はそういった意味でも難しさがあるような気がします。

いや、できている人は当たり前にできているんですけどね。

私にはハードルが高いものの一つです。

これも大人の都合で子どもを育てている例になりますね。

 

もう一つ、大人の都合でやっていたなーと思った出来事がありました。

 

我が家では、子どもの髪の毛は夫が切っています。

私は完成度を気にしてしまう人なので、そこはノータッチ。

弟の髪が伸びているのが気になったらしく、ベランダで水遊びをしている隙に切ろうと試みていました。

まだ「髪の毛切るからここに座って」とか全然わかる年齢じゃないので。

それを見ていた上の娘が、「私も切りたい」と言い出しました。

夫が「ベランダに出てきてー」と言うと、

娘は「鏡見ながら自分でやる」と言い出しました。

 

それを聞いた私が思ったことは、

 

全然長さが気になる状態じゃないから切る必要ないし、

今の長さでかわいいし私は好き、

なのに自分で切ったらどうなる!?

やめてほしいーー

 

ということでした。

完全に私の都合です。

大人は(私は?)こうやって出来上がりがどうか、を気にするんですね。

 

じゃあ娘の気持ちは?

たぶん、

 

自分で切りたい!

 

ただこの1点だったんだと思います。

 

私のゴール=かわいいちょうどいい長さになる

娘のゴール=自分で切る

 

今回は瞬時にこのことがわかったので、

私の都合を押し付けることも発言することもなく済みました。

何も言わずに、危険がないようにだけ見守りました。

 

前髪をすきばさみで切る娘、もうルンルンですよ。

なんだかんだで、いろんなことをお任せできるようになった私も、

まあ何とかなるでしょうと楽観的に見ていられました。

 

これも経験が肝です!

何でもやらせようとし始めたころは、見ていてハラハラドキドキ、

胃がキリキリしちゃうときもありました。

当たり前だけど完成度は低いから、やっぱり任せるんじゃなかったーと後悔することも多かった。

回数を重ねていくうちに、任せても何とかなるんだーと思えるようになって、

私自身が完璧を求めない方が楽なのを知ったことも相まって、

無駄なエネルギーを使わずに見ていられるようになりました。

 

前髪ガタガタですけど、そんな自分を鏡で見て、

うん、かわいい♡

その満足そうな顔。

完成度じゃないんですね、娘はただただ「自分で切る」を実行したかったんですね。

その思いに気づいてあげられてよかったー。

 

娘も私も成長した出来事でした。

まあ、あまりに不格好になっていたら、イライラしちゃってたのかも・・・

 

ちなみに、夫はそういうのを気にせず任せられるタイプ。

それにはじめの頃は、やめてよーって何度思ったり言ったりしてきたことか。

 

完成度じゃなくて経験重視。

子どもを育てる上で、教育においても、これほんと大事ですよね。

いろんなこと経験して失敗して学ぶ、これがないと成長なんてありません。

私はこれをしないで大人になったから、大きく転んだんだと思っています。

失敗したくないから経験しない、だから学びがない。

ちゃんと学んで大人になりたかった。

でもこのことが今の私をつくっていると思うと、感謝すべきことでもあります。

最近はそう思えるようになりました。

 

話があっちゃこっちゃしてますが、

子どもが何を求めているのか、大人の都合なしに気づいて助けてあげられるように、

今日も精進していきいます!

まずはスマホを手放します!