仕事が辛い、休みたい、やめたいと思った先生たちへ。残業から思うこと。
こんにちは。kazです。
最近、いろんな場所に行って、いろんな人に会って話して、
ぐるぐる、ぐるぐる考えていて、
何となく今日から少し違う方向性でブログを進めていこうかと思っていたところ、
はてなブログさんより
「今日でブログ開設半年が経ちました、おめでとう」
というメールが届き、
やっぱりタイミングってあるんだなぁと胸の高鳴りを感じています。
大きく変更はまだできませんが、
とりあえず、今日は教育のことを書こうと思います。
ここ最近は、育児と私のマインドの話が多かったのですが、
なぜ教育に方向が変わったかと言うと、
ブログへのアクセスがGoogle元が多く、休職についての閲覧が多いことに気づいたからです。
教員をやっていて休職を考えている人が、私のブログに情報を求めにきているのではないかと推測しました。
あの仕事をまじめにやっていたら、そりゃあ苦しくなるのも当然です。
真剣に向き合っていたら、いつまでたっても帰れません。
産休に入る前は、当たり前のように残業していました。
少なくて3時間、多い時は5時間6時間・・・
思い出したくもありません。
そんな私を尻目に、定時で帰るベテランの先生がいました。
若いころは、かっこいいな、早くああなりたいな、と思っていました。
5年が過ぎても私の残業体質は変わりませんでした。
同じ世代の同僚でも早く退勤する人もいました。
なんて私は要領が悪いんだろう。
本当に仕事ができない人だな。
と自分を否定するようになりました。
何か病気なのかな?とさえ思ったこともあります。
でも、やった仕事はそれなりに評価されて、キャリアも積んでいきました。
それからも要領の悪さは変わらない、
でもどんどん責任のある仕事が回ってくる。
自分が壊れそうになるのを抑えつつ、「努力」「根気」で何とかやっていました。
自分では全然できていないと思っている
↕
でも評価は悪くない
この構造があったために、弱音を吐けないのも辛かった。
結局育休から復帰して、育児も仕事もしっかりやりたいけれどできない
という状況になり、学校に行けなくなってしまったのです。
その時の気持ちは、
自分は仕事も育児も、何もできない人間だ。
価値のない人間だ。
そう思い込んで、毎日泣いていたし、消えたいと思っていました。
それが、今は・・・
私にしかできない仕事がある。私にしかできない育児がある。
私は価値ある人間だ。
と思えるようになりました。
思えるというか、みんなそうなんです。
みんな価値ある人間なんです。
それに気づかず、自分をダメだと思う、
そう思わせてしまう職場環境はいかがなものかと思います。
当時は、残業と仕事に対する考え方はこうでした。
定時に帰る = 仕事ができる人
残業する = 仕事ができない人
でも、ある時気づいたんです。
本当に教員として仕事ができるってどういうことか。
仕事ができる人 = 子どものことを真剣に考えている人
ですよね。
もちろん、定時に帰る人でも、子どもの成長を常に考えている人もいます。
でも、そんなすんばらしい人は、ほんの一握りです。
私が残業していたのは、仕事ができなかったからではなく、
子どもたちのためにがんばっていたからなんだ、と気づいたら
すごく楽になりました。
(もう退職しちゃったんですけどね・・・)
実際、今いくつか仕事をさせてもらっていますが、
どの仕事をしても、完成度が高いと評価されます。
今日も、さっすが元先生!と言われました。笑
適当に何となくで終わらせるのではなく、
子どもたちのため、相手のために働けるそのまじめさは、
決して恥ずべきことではないのです。
もちろん、コスト意識を持って、時間内に終わらせるということも重要ですが、
そのまじめさは武器になるのです。
もしあのままあの場所にいたら、このことには気がつけなかったと思います。
ずっと自分はダメだと思って人生を送らなくてはいけなかった・・・
恐ろしいことです。
まずは、周りと比べて自分はどうか、ではなく、
自分自身の仕事に対する思いはどうか、を見るようにしました。
それが子どものためになっている、相手のためになっていることであれば、
「仕事ができない」わけではありません。
その目的意識がはっきりしてくると、優先順位もはっきりしてきます。
まじめな人は、全部やりたくなるんですよね。
私も、何でこんなことに時間かけてるんだろうって、日々思っています。
でも、まじめはダメだ―ではなくて、
ナイス、まじめ!でも今はこれは違うぞ。
って自分に突っ込みを入れられるようになりました。
そんなくらい、軽い気持ちで、ちょっと自分を客観視してみると軽くなります。
私なんて、
意外と自分やるじゃん!
から、
私なら世界を変えられる!
くらいまで自信が上がってますから。行き過ぎですよね。
人生長いし、世界は広い、
少しでも先生たちの力になれればな、と思っています。
<追記>
新しいサイトに移動しました。
生きにくさを感じていた私が気づいた
人生も仕事も気楽に楽しくする考え方を記事にしています。