元小学校教員のもっと生きやすく・楽しくなるんじゃないかブログ

小学校教員病休→休職→退職。幼い2児の育児中。誰にでもその人固有の良さがある。それを輝かせて、よりよい人生を歩んでいきましょう。

ダメ親!毒親!が送るメッセージ!

小学校の教員を休職しています。

二人の幼い子を育児中です。

 

休職して、我が子に向き合う時間が増えました。

自分の育児に向き合うことにもなりました。

 

ダメ親でした。

毒親でした。

 

いきなり、話はそれますが、毒親って言葉、的を射ているなと思います。

毒性には強弱があります。

一気に死に至らしめるような毒もあれば、徐々に苦しめるものも。

まさか自分が毒に侵されているなんて気づかないくらい微弱なものも。

毒親が子どもに与える影響はまさにそんな感じ。

どれも苦しみ・辛さを与えていることに変わりありません。

 

かつて私も毒を与えていました。

私は子どものために尽くしていた方だと思います。

規則正しく生活をし、身の回りをきれいにし、遊びに連れて行って、ご飯を作って、

 

がんばっても、がんばっても、

思ったように動いてくれない

やってほしくないことをやる

イライラが言動で表出してしまう

怒鳴ってしまう

しまいには、完全無視

 

特に仕事をしていた時は酷かったです。酷かったみたいです。

イライラが収まらなくて夫にラインでその時の状況を送るのですが、

夫曰く「家庭崩壊の危機」を感じていたそうです。

 

私だってそんなことしたくなかった。

でも、そうするしかなかった。

今だからわかりますが、やり方を知らなかっただけなんです。

 

私自身も毒親に育てられたのだと、ある時気がつきました。

具体的なエピソードがたくさんあるわけではないのですが、

母親はヒステリックな方だし、イライラされて居心地悪かった記憶はあります。

(母親との関係にも悩んでいたのですが、今回はそれは置いておいて・・・)

私が感じていた生きにくさはここからきているのか、

我が子には生きにくさを与えたくない!と考えました。

 

そこからは本からネットから人からいろんな情報を集めて、

 

わかったのは、

私は自分のために育児をしていたのだということ。

子どもはそれを望んでいなかったということ。

 

子どもが望んでいたのは、

規則正しい生活よりも、掃除の行き届いた部屋よりも、支援センターに行くことよりも、美味しいごはんよりも、

ただただ、そばにいてほしかった。

呼んだら来てほしかった。振り向いてほしかった。

 

夕飯の支度中、「おかあさーん」と呼ばれても、100%「ちょっと待ってて」と言っていました。

いい時は優しく、悪い時は「忙しいの!どうして待てないの!」と言っていました。

 

それは、

「あなたよりも、夕飯の支度が大事」というメッセージになっていました。

 

もちろん美味しい健康的な食事を提供することは大事です。

でも、子どもの存在より大事なものはありません

 

食事の支度以外でもあらゆる場面で「あなたよりも、〇〇が大事」というメッセージを発信し続けていました。

それは、自分のタスクを完了するため。自分のため。

そりゃあ子どもは満たされません。

 

それに気がついてからは、とにかく「あなたが大事」メッセージに変換しました。

 

そしたら、子どもはみるみるうちに変わりました。

すぐに癇癪を起していた子が、待てる子に!

 

でもいつでもすぐに飛んでいけるわけではありません。

手が離せない場面で「おかあさーん」と呼ばれたら、結局「待ってて!」という対応になるときは多々あります。

でも、でも、「あなたのことが大事」が頭にあるだけで、ちょっとした言葉尻とかニュアンスとか非言語的なところで、「あなたのことが大事」メッセージが伝わるみたいなんです。

 

どれだけ子どもたちに寂しい悲しい思いをさせていたのかと、苦しくなりましたが、

でも、今気がつけて本当に良かった!!!

 

 

 

 

 

大事なことに気がついて、育児がぐんと楽になりました。

楽になったことも嬉しいのですが、もっと嬉しいのは、

子どもと一緒にいることが楽しくなったこと

(一緒にレゴ制作!アナ雪を大声で歌う!釘付けになっている眼球を覗き込む!等)

そして、子どもを心から愛していると感じられていること

 

 

・・・幸せです。

休職してよかったぁ。

 

言葉で、態度で、心で(←一番大きなところ)、

「あなたのことが大事」メッセージを送りましょう!